たべつむぎ・これまで活動(2009.5〜2014.5ブログ)

昨日いつもどおりガチョウのお世話を...

　「ヒョ」

...ん？

...



...あ！



生まれた、

生まれた！

...

そして今朝...

　「ヒョ」「ヒョ」




あれよあれよと。1.2.3



・・・・・

卵を産んでから、
お母さん、つきっきりで、あたためて３０数日。



冷たい風や雨にも、ひたすらあたためる。
誰にもお産の仕方、教えられていないのに。



生命は、すごい。
生命は、絶妙。

雌のガチョウがもう２週間くらい、卵を温めています。つきっきりで。
落ち葉や抜けた羽根を集めて卵の周りを囲み、その上にずっと坐って孵化を待っているのです。
誰から教わったわけでもないのに。


その静かな表情を見ているだけで、何か大切なことを教えてもらった気持ちになります。

無事生まれますように。

昨年の５月にヒナを譲っていただき育てていた、３羽のガチョウ。

毎日お世話をしています。

「卵いつから産むんだろう。」
「卵ほしいなー。まだかなー。」
「そもそも雄雌の区別がつかないけど、雌はいるのかな？」
「産んでるけど自分たちで食べちゃっているのかなー。」
そう思いつつの９ヶ月。。。

そして昨日、朝えさをやっていたら、

「えっ」

「たまごだ」
ついに産んでくれました！
やったー、おめでとう。よく頑張ったね。

大きい。(右はニワトリ卵のMサイズ)

半日置いたままにしてみました。
が、どうやらガチョウに卵を暖める気はなさそう。

それで、

「よし、今回は食べよう」

食べました。

分かりにくいけど、黄身も大きいです。
頂きました。

美味しい。

ニワトリの卵と変わりませんが、味が濃いです。
それはガチョウだからというより、おそらく、卵自体が無理せずにゆっくり成長したからじゃないかと思います。

これまではペット―飼い主の関係でしたが、今回家畜としての重要な役割を果たしてくれて、持ちつ持たれつ。
本来的な絆が結ばれた気がしています。
感慨深いです。
ガチョウさん、これからもよろしくお願いします。

鶏は現在５羽、夏に作った小屋で飼っています。
(吹きさらしなのでそろそろ風防をしなくては)

鶏を飼っていることを一世代、二世代上の先輩の方々にお話しすると、きまって
「昔飼っていた」「近所にいた」という話になります。
「庭で放し飼いしてた」「縁の下で飼っていた」とも。

今日は鶏を庭トリにすべく、朝から小屋の外に放してみました。
のびのびと、とてもよい光景でした。僕も見ていて気持ちいい。
そして夕方、無事帰巣しました。(本能的に戻ってきます)

心配なのは天敵に襲われることです。
対策をしながら、今後も昼間は放し飼いしたいです。

ガチョウ近況。
元気にしています。
顔立ちが大人っぽくなりました。
鳴き声がかなり大きくなりました。(近くの人との会話が聞き取れないくらい)

水泳のため、道路を渡って、近くの川までお散歩。
隊列を組んでついてきます