2010年08月30日

排水後

 僕が住む地区は下水道はありません。先日、排水の行く末が気になって台所から道をたどってみました。

 市が勧める合併処理浄化槽は設置していません。台所から流れた水は、土が溜まった開放溝に流れ込み、その中をゆっくり浸透しながら進んでいます。昔ながらの土壌浄化法、と言えなくもない。(ちなみに、ちゃんとした土壌浄化法は実際に優れた浄化法の一つです。)
 そして敷地の下を通る大きな排水溝に至るようです。
 
 裏山からの洪水を防いでくれているこの大きな排水溝。この中がずっと詰まっているようでして。大雨のときは家のすぐ脇から水がどんどんあふれます。
 ちょうどそこに住居を構えている海(ウミ、雄犬)は小さな高台に自主非難。足元にあったエサ皿やオモチャは、やすやすと彼方へ流れていたのでした。

 その詰まりを取り除こうと決心。一人スコップをもって掘ってみました。(80kgくらいありそうな岩がきれいに並べて被せられていました。一苦労)
haisui1.jpg
 ジャストで詰まっているところ掘り当てた!の図
 一部岩盤が落ちてそれが山からの土砂や木枝をせき止めていたようです。軽トラックに軽く山盛りになるくらいの土を取り除きました。

 そしてすっきりした排水溝の行く末を覗く。(冒険心で入りたくなりますが、僕が詰まったらどうしようもないので我慢。)
haisui2.jpg
 僕の流した排水はここから谷の川へと流れていく。

 犬の散歩がてら川を下ってみました。
 こうやっていると、僕は海に至るまで辿らなくてはならない気持ちになります。それは近日中に。

 食べ物がスーパーで買えば、それ以前の段階は知らなくても生きていけてしまうこと同様。
 また、蛇口以前の水道〜ダムにさかのぼるまでの上水と同様。
 排水もシンクの排水口を過ぎた時点で、私たちたちは責任放棄できるのだな、ということを感じました。

 普段から食器や洗濯の洗剤使用は極力控えています。でも、まだやれることがあるだろうなあと思いながら、今日も水を流しています。
 



posted by たべつむぎ at 11:35| その他

2010年08月15日

柏だんご

 8/15柏だんご、今年も祖母と作りました。
 だんご粉は祖母がいつもひいきにしているところから購入。
 柏とシュロの葉は近くから取ってきて。
 だんごをぬるま湯でこね、葉に包んで湯がく。だいぶ任せてもらえるようになりました。

 おいしいのができましたわーい(嬉しい顔)
posted by たべつむぎ at 16:22| その他

2010年08月01日

お勧めの本2010/8

 本最近読んだ本から一冊紹介。
 『うちのご飯の60年 祖母・母・娘の食卓』
 阿古真理著、2009、筑摩書房

 私たちの“食”“食卓”がこの数十年で、いかに急速に変化してきたかを知ることができます。
 著者自身とその母、祖母の三代の女性の食卓を軸に戦後60年の食をつづっています。視点がとても身近で読みやすい目

 その中から、少し拾ってみると、
 ・著者の母(秀子)が子供の頃の食卓は「箱膳」で、使った食器は洗うのではなく、最後にお茶を注いですすぐだけで片付けた。(僕の祖母も同じように言っていた。)
 ・昭和20年代後半、GHQや農林水産省主導の台所改善運動の時期に、この箱膳がテーブルと椅子に変わり、そして、かまどがステンレス製キッチンに変わっていった。
 ・昭和30年代、ガスや換気扇が普及し、それに伴って炒め物や揚げ物が、家庭の食卓によく並ぶようになったこと。
 ・今は当然のように見られる有名スナック菓子や外食チェーンは、著者が生まれた昭和40年代前半に始まったものが多く、この頃から人々の食(つまり僕たちの身体そのもの!)が企業主導になった。
 ・著者の子どもの頃は、雛祭りのご馳走にちらし寿司と茶碗蒸し。春はワラビとり。春秋の彼岸はおはぎづくり。夏は、、、。その季節、行事ごとに食べ物の思い出がある。
・・・・・
 著者がこの本を書いたキッカケは自身の食に関する様々な疑問。「みんなが脂っこいごちそうを食べる誘惑に負ける理由も、食品事件の問題も、私がご飯を作るのをめんどくさいと感じる原因も、食べることに関わる歴史をたどれば答えが見えてくるかもしれない。」(プロローグより)
 答えが直接書いてあるわけではありませんが、そこら辺を考える有力なヒントをもらえます。

 こうした食卓の変化を知ると、我々の食や台所仕事は、特異というか、むしろ貴重というべきか。。。(現代日本人の食生活は自由に見えて、実はなんらかの呪縛にかかっている気がします。)

 僕も祖母や親に食の思い出を、もっと聞きたくなってきましたわーい(嬉しい顔)

 佐世保市立図書館に一冊あります。たべつむぎ文庫(?)にも所蔵。
 
posted by たべつむぎ at 22:33| その他

2010年07月19日

7/17梅雨明け・雑記

 (たべつむぎの近況、毎週水曜、日曜に更新しています。昨日うっかり忘れてました。)

 雑記。
 おととい梅雨明けしてから、急に暑くなりました晴れ
 冷蔵庫を使っておらず、冷えた食べ物、飲み物を口にすることが少ないです。これはとても身体にいいようです。疲れにくい。
 とはいえ、今日みたいな暑い日はカキ氷やビールが恋しくなります。そういう時は外出した帰りに買って、冷たいうちに頂くのです。

 食べ物も腐れやすくなるので気をつけなくては。
 今日は玄米を炊き上げてすぐに酢と塩を振りかけて酢飯に。そして、さらしをかぶせて置きました。これでナベに入れたままよりは長持ち。“おひつ”があると、もっとよいかと思います。

 ところで、今月から保管しているお米にメイガ(夏場に穀類などによく発生する)がいて苦労しています。洗米時にこまめに取り除いていました。
 今日は天気が良かったので、天日のもとゴザにお米を広げてメイガを逃がしたり、目視で取り除いたりしました。
 これでとりあえず、よし。気分もすっきりです手(チョキ)
 (ただし、お米の天日干しはやりすぎると割れてしまってよくないらしいです。)

posted by たべつむぎ at 23:29| その他

2010年07月14日

週間エコノミスト・ルポ要約

週間エコノミスト7/20号 岡田幹治氏ルポ『続くミツバチ大量死 強まる「新農薬原因説」を追う』の要約です。
(たべつむぎによる補足あり)
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 佐世保市のニホンミツバチ研究家、久志富士男さんが長崎県北の40ヶ所に置いている巣箱には例年100群以上のミツバチが住み着いていた。しかし、今年は6月末時点でたったの9群。
 死滅が急増したのは昨年の夏から。久志さんが原因を調べ出して知ったのは、長崎県下で昨年、「ダントツ」というネオニコチノイド系農薬(以後、ネオニコ系農薬)が稲作用に推奨され、水田で広く使われだしたこと。〜〜

(この続きを読むeconomist7.20youyaku.b.rtf)
posted by たべつむぎ at 23:19| その他