2011年08月21日

古野氏、新聞連載より

西日本新聞の聞き書きシリーズは現在、合鴨水稲同時作の古野隆雄氏です。とても勉強になる連載です。
第49回〜51回「同時作の意味」@〜Bの文章から、いくつか抜粋してみます。
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「現代日本にはペットはいても、家畜と向き合う機会はないのです。1950年代、農家の庭先には必ず家畜がいました。時期が来たら、かわいそうとは思いつつ、その命をいただき、食べます。家畜とペットとは違うのです。」

(家畜には用畜(肉卵ミルク)、役畜(車、鋤を引く)、糞畜(堆肥)の三つの役割がある)
「でも今の家畜の役割は、用畜に特化しています。」

(アイガモは「家畜の再来」といえる)
「アイガモ君は、誰もがみることができる田んぼで自由に動き回りながら、家畜がもつ用畜、役畜、糞畜の三つの役割を見事に果たして働いています。」

(秋が終わる頃に、カモ鍋の季節到来。働いたアイガモ君を食べるのは、残酷でかわいそう?)
「生きているものが生きていくためには、生きているものを食べなければなりません。」
「私たち人間も、命の連鎖の中で生かされています。本当の問題点は、日頃いただいている命を、かわいそうとは思わない点にこそあると思います。」

「現代人は、大量生産、大量消費、分業社会のなかで、命の連鎖が見えなくなっているのではないでしょうか。」
posted by たべつむぎ at 23:58| その他